【CLIP STUDIO】塗りつぶしと選択範囲

前回Gペン縛りでキャンバスの立ち上げ~塗りまでを説明したが
実際やってみた諸君はこう思った事であろう

「しちめんどくせえ~」

そう、「塗り」の工程において必要な
「塗りつぶし」と「選択範囲」が使われていないのである。

今回はその2つの重要なツールのうちのひとつ
「塗りつぶし」について説明するが


ぶっちゃけ必要なもの「のみ」絞って解説してるので
他機能や理屈についてはスッとばして楽に色塗りしたいんじゃあ!
って人向きだよ

線画がいい加減でも大丈夫だぞ。

イントロダクション

そもそも「塗りつぶし」がややこしく、面倒という意識はどこからくるのか
初めてペイントソフトを触る人間が思うように塗りつぶせないと感じる
躓きポイントを整理してみた。

塗りつぶしで詰まった部分って・・・

  • 違うレイヤーだと塗れない
  • 線画が少しでも開いてると塗れない
  • 線画の境目が綺麗に塗れない

だいたいの上手くいかないポイントは
上のとおりではなかろうか
クリスタには上記はちゃんと解決する機能が備わっている。
個別に説明していくので
もくじから必要な項目に飛んでほしい。

レイヤーの複数参照

「編集レイヤーのみ参照」は初期設定では、
選択しているレイヤー上の画像を参照して、塗りつぶしを実行するよ。

この[複数参照]をONにすることで、
他のレイヤーに描かれた画像も利用して塗りつぶせる。

【POINT】
ここで参照されるレイヤーは表示状態になっているレイヤーのみ。
非表示になっているレイヤーは、どの設定においても参照対象にはならない。

※「他レイヤーを参照」ではこのオプションが初期設定でONになっている。
また、参照するレイヤーをどのレイヤーにするか設定することも可能。

1.[複数参照]→OFFの場合

[複数参照]をOFFにすると、別のレイヤーにあるワクの実線は参照とされないため、
上の絵のように画面全体が塗りつぶされる。

2.[複数参照]→ON/[すべてのレイヤー]を選択

[複数参照]をON/[すべてのレイヤー]を選択すると、
今見えている画像(線画)をすべて参照して塗りつぶされる。

隙間閉じ

■1.隙間閉じ

線画の中を塗りつぶすとき、少しでも線画が途切れていると、色がはみ出してしまう。

[塗りつぶし]ツールの[隙間閉じ]をONにすれば、
線画の隙間があってもそれを無視して塗りつぶしが行える。

ちなみにこの時に表示される数値は、隙間の大きさを表すので
設定した数値以下の隙間は、閉じられたものと認識される。

■2.細い領域にしみこむ

[隙間を閉じる]オプションを利用していると、線の切れ目以外に線同士が隣接しているような場所も
「隙間」として認識してしまうため、塗り残しが発生してしまうことがある。
こんな場合には[細い領域にしみこむ]オプションを使用するといい。

この[細い領域にしみこむ]オプションは
初期設定では[ツールプロパティ]パレットに表示されていないので、
[サブツール詳細]パレットでON/OFFを切り替えておこう。

①[ウィンドウ]でメニューを開く。
②[サブツール詳細パレット表示]をクリックする。
③[サブツール詳細]パレットを表示して、[塗りつぶし]→[細い領域にしみこむ]をONにする。

※[細い領域にしみこむ]を[ツールプロパティ]パレットに表示させるには、
左側の「目」のボタンを表示にする。

[細い領域にしみこむ]をONにすると、[隙間閉じ]の設定によって
「隙間」と判断されていた線と隣接している細い領域も塗りつぶせるよ。

このように。

領域拡縮とは

[塗りつぶし]ツールは塗りつぶす範囲を参照する範囲よりも拡張、縮小させることができるツール。
このオプションを利用すると、アンチエイリアスのかかった線でもきれいに塗りつぶすことができる

※アンチエイリアスとは
画像をわずかにボカして、実寸でより滑らかに見えるようにするものの事。

このアンチエイリアスのかかった線を参照して塗りつぶすと、
薄い半透明の部分は塗りつぶせないので、
塗り残しが発生しているように見えてしまう事がある。
こんな場合は、塗りつぶすレイヤーと線画のレイヤーを別にして
塗りつぶすレイヤーを線画のレイヤーより下に配置するといい。

以下やり方

①[塗りつぶし]ツールの[領域拡縮]をONにし、拡張範囲を数値で指定する。

➁[拡縮方法]を[最も濃いピクセルまで拡張]に設定する。 
([拡縮方法]は[領拡縮]の左の「+」をクリックするとメニューが開くよ)

[最も濃いピクセルまで拡張]オプションは、
領域を拡張するときに線画の一番「濃い」部分までを塗りつぶす領域として判断するオプション。

これは数値で指定した拡張範囲が線を越えるような場合でも、
「線の一番濃い部分」までで範囲が止まるので、はみだしてしまうことはない。

※塗りつぶしのレイヤーを線画より上に配置するとよくわかるよ。

[最も濃いピクセルまで拡張]以外のオプションが選ばれていると、はみ出してしまう場合がある。
特に線の太さに強弱がついた線は一定の数値で拡張してしまうと、
細い部分からはみ出しやすくなるので要注意。

領域拡縮」は
わざと線からはみ出した状態にしたり、線の内側に余白を残したい場合にも活用できるので
アナログ風なラフ感を出したいときおすすめ

色の誤差

[色の誤差]とは塗りつぶしを実行するときに
「塗りつぶす部分の色とどの程度近い色を同じ色とみなすか」を指定して塗りつぶす範囲を決める場合に使用する。

他にアンチエイリアスのかかった線や、濃淡のある線を利用して塗りつぶしを行う場合にも、
この[色の誤差]を調整すればきれいに塗りつぶすこともできる。

アンチエイリアス

[アンチエイリアス]は塗りつぶしの先端にアンチエイリアスをかけるオプション。

[領域を拡張する]をONにしていると、
アンチエイリアスを拡張した塗りつぶし領域の端にかけることができる。


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